たとえばこんな相談③
お母さんにきもちをわかってもらえた
電話
お母さんに「スイミングを習え」って言われているけど、イヤって言えない。
どうして言えないのかな。
お母さんがおこるかなと思って 言えなくなっちゃう。
どうしたらお母さんがおこらないかな。
話すときにいっしょにいてほしい。
親子と面談
親子でなごもっかに相談に来た場合、子どもが相談しやすいように、
なるべく子どもと おうちの人と べつべつに話をききます。
子ども面談(子どもと相談員A)
どうやってつたえようか。
スイミングに行くと、友だちと遊ぶ時間がなくなる。
スイミングより遊びたい。なかよしの友だちが大事。
泳ぐのは学校で教わればいい。
遊ぶことも大切なこと。
子どもは自分のきもちをきいてもらうことができるんだよ。
お母さんにつたえる練習をしようか。
面談(おうちの人と相談員B)
まわりには習いごとをしている友だちが多い。
泳げなくてはずかしいのは子ども自身。体を強くするためにもスイミングをやらせたい。
お母さんはそういう きもちなのですね。
子どもには、自分のきもちをきいてもらうけんりや、遊ぶけんり、休むけんりなどがあります。
子どものきもちを大切に いっしょに決められるといいですね。
子どものきもちを きいてみます。
親子合流
親子面談(子どもとおうちの人、相談員)
お子さんから つたえたいことがあるそうです。言えるかな。
今は友だちと遊びたいから、スイミングには行きたくない。
何か習いごとをして体が強くなるといいなと思っているんだよ。
それなら、友だちが習っているサッカーならやりたいな。
そうだったんだね。
じゃあ、一度その子に話を聞いてみようか。
後日、子どもから電話
友だちと同じサッカーチームに入ることになったよ。
ドキドキしたけどお母さんにつたえて良かった。
子どもには、遊ぶけんりや 休むけんりがあるよ。
遊ぶ時間も大事だし、のんびりすることも大事だよね。
自分にかかわることには、意見を言っていいし、その意見をできるだけ大切にしてもらえるけんりが あるよ。
おとなは その意見をきいて、あなたにとって一番よいことを、あなたといっしょに考えなくてはいけないんだよ。
なごや市子どものけんり条例では、第6条「のびのびと豊かに育つけんり」や、第7条「自分の気持ちでさんかするけんり」で守られているよ。