子どものけんり条約を知っていますか?
「子どものけんり条約」は 1989年11月に世界の国々が決めたルールです。
日本は 1994年に このルールにさんかすることを 決めました。
この「条約」では 18さいより下の人を「子ども」としました。
子どもは おとなにいろんなことをしてもらうだけではなく 子どもが自分の人生の主役であると かくにんしました。
「子どものけんり条約」では 子どもにかかわるときに おとなが守らなければならない 4つのルールを決めています。
子どものけんり条約の4つのルール
さべつのきんし(2条)
「さべつ」とは 自分の力ではどうしようもないことで 理由もなく ちがうあつかいをされることです。
たとえば「子どもだから」というだけで とくに理由もないのに 意見をきいてもらえなかったり 「男の子だから」「女の子だから」という理由で ちがうあつかいをされることは 「さべつ」として きんしされています。
子どものもっともよいことを考える(3条)
子どものことを決めるとき おとなは 子どもに意見をきいて その意見をできるだけ大切にして 子どもにとって一番いいことを考えなければなりません。
生きるけんり・育つけんり(6条)
子どもには 生きるけんりと育つけんり があります。
命がまもられることは、一番大切なけんりです。
しっぱいしたり チャレンジしたり いろいろなけいけんをしながら 大きくなることが 子どもにとって大切です。
意見を言うけんり(12条)
自分にかかわることすべてについて 意見を言ったり きいてもらうことができるけんりです。
言ったことがそのままかなうわけではないですが おとなはできるかぎり 子どもの意見を 大切にします。
意見を言う前に 説明してもらうけんりもあります。
あなたの生活の中で 意見やきもちが言えているかな?