交代のご挨拶

なごもっかができる少し前、2019年に私は「名古屋市子どもの権利擁護委員」になりました。そして、この9月で6年間がたちました。小学校に入学して、卒業するのと同じだけの長い期間が過ぎたので、擁護委員のお仕事は新しい擁護委員さんにお渡しして、私はなごもっかの外で、弁護士の仕事に戻って、子どもの権利の種まきを続けたいと思います。6年間は長かったような、でもあっという間だったような気もします。

「子どもの権利を守る文化と社会を作る」というとても素敵なミッションをもらって、いつもいつも、子どもにとって一番良いことを、子どもと一緒に考えてきました。
この社会にはいろいろな人がいて、いろいろな考えがあり、そして、新しいことにチャレンジする少しの勇気があるから、新しいことが生まれてくるのですね。肉まんとピザがあるからピザまんができた、とか、おにぎりとハンバーガーがあるからライスバーガーができた、とか、そんな感じです。
なごもっかのお仕事のおかげで、私の世界もぐっと広がりました。
なごもっかに関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。

ここで学んだことを大切に、どこにいても何をしていても、子どもの権利を守る文化と社会を作る人でありたいと思います。これからもどんな場面でも、いろいろな意見を聞いて考えていきたいと思っています。

私の後の新しい擁護委員さんは、北川喜郎さんという弁護士さんです。10月のつぶやきで自己紹介をしてくれると思います。楽しみに待っていてくださいね!

前名古屋市子どもの権利擁護委員 粕田陽子

粕田 陽子さんのイメージイラスト