例えばこんな相談④
意見を言って、学校が対応してくれた
電話
担任の先生が、平等に接してくれない。
のんびりした子は先生に注意されても早く対応できないから、いつも怒られていて、見ているぼくたちもつらい。
他の子たちも、みんな先生がすぐ怒ったりキツく言うのをやめてほしいと思ってる。
怒られている子を見てつらいんだね。
そう思っていることは先生に話してみた?
してない。先生怒るから怖くて言えない。
どうしたら言えるかな。
友達と一緒だったら言えるかも。
一度友達に相談してみる。
うまくいかなかったらまた一緒に考えよう。
後日
「先生に言えなかったから、面談で相談したい」との連絡
面談
※何回か面談することがあります。
面談1(子ども・相談員)
友達とも相談したけれど、先生が怒りそうで言えなかった。
のんびりした子もその子なりにやってるから、みんなの前で怒らないでほしい。
なごもっかとあなたで一緒に先生に伝えることも、なごもっかだけで先生にお話に行くこともできるよ。
お友達と一緒に作戦を考えることもできるよ。
先生に話をしに行ってほしい。
じゃあ、どんな話を誰にどう伝えていくのか、擁護委員と相談しながら整理しよう
面談2(子ども・擁護委員・相談員)
擁護委員と子どもが面談して、擁護委員が伝える内容、伝える相手、伝えてほしくないことなどを確認
後日
学校訪問
学校にて(擁護委員・相談員・校長・担任)
※相談内容や子どもの希望によって、面談者や面談方法は異なります。
なごもっかの説明と経緯の説明。子どもの気持ちを伝える。
なんとか頑張ってほしいと思っていたけれど、きつく怒りすぎてしまったのかもしれない。
子どもに寄り添う声かけができるように担任を支援する。
教員向けの子どもの権利学習実施などの提案。
後日
面談3(子ども・擁護委員・相談員)
学校訪問で先生が言ったことや教員向け子どもの権利学習の実施などについて報告
先生はまだ怒ることもあるけれど、回数は減ってきた。
校長先生も時々クラスに来るようになり、安心できるようになった。勇気を出して相談してみてよかった。
人は、一人一人が大切な存在だよね。
なごや子どもの権利条例第5条にも、一人一人が大切にされる権利があると書かれているよ。
第4条では、安心して安全に生きる権利が守られていて、その中に、権利が守られないときには、なごもっかなどの大人から助けてもらえる権利があるんだよ。
みんなも困ったら相談してみてね。