お母さんに気持ちをわかってもらえた

電話

お母さんに「スイミングを習え」って言われているけど、イヤって言えない

なごもっか
相談員

どうして言えないのかな

お母さんが怒るかなと思って言えなくなっちゃう

なごもっか
相談員

どうしたらお母さんが怒らないかな

話すときに誰か一緒にいてほしい

親子と面談調整

親子でなごもっかに相談に来た場合、子どもが相談しやすいように、
なるべく子どもと保護者と別々に話を聴きます

子ども面談(子どもと相談員A)

なごもっか
相談員

どうやって伝えようか

スイミングに行くと、友達と遊ぶ時間がなくなる。
スイミングより遊びたい。仲良しの友達が大事。
泳ぐのは学校で教わればいい。

なごもっか
相談員

遊ぶことも大切なこと。
子どもは自分の気持ちを聴いてもらうことができるんだよ。
お母さんに伝える練習をしようか。

面談(お家の人と相談員B)

お家の人

周りには習いごとをしている友達が多い。
泳げなくて恥ずかしいのは子ども自身。体を強くするためにもスイミングをやらせたい。

なごもっか
相談員

お母さんはそういうお気持ちなのですね。
子どもには、自分の気持ちを聴いてもらう権利や、遊ぶ権利、休む権利などがあります。
子どもの気持ちを大切に一緒に決められるといいですね。

お家の人

子どもの気持ちを聴いてみます。

親子合流

親子面談(子どもとお家の人、相談員)

なごもっか
相談員

お子さんから伝えたいことがあるそうです。言えるかな。

今は友達と遊びたいから、スイミングには行きたくない。

お家の人

何か習い事をして体が強くなるといいなと思っているんだよ。

それなら、友達が習っているサッカーならやりたいな。

お家の人

そうだったんだね。
じゃあ、一度その子に話を聞いてみようか。

後日、子どもから電話

友達と同じサッカーチームに入ることになったよ。
ドキドキしたけどお母さんに伝えて良かった。

子どもには、遊ぶ権利や休む権利があるよ。
遊ぶ時間も大事だし、のんびりすることも大事だよね。
自分に関わることには、意見を言っていいし、その意見をできる限り大切にしてもらえる権利が あるよ。
大人は その意見を聴いて、あなたにとって一番良いことを、あなたと一緒に考えなくてはいけないんだよ。
なごや市子どもの権利条例では、第6条「のびのびと豊かに育つ権利」や、第7条「主体的に参加する権利」で守られているよ。

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