仲間をつくって行動できた

電話

Aさん

バレーボール部に入った。コーチは「自分たちで練習をするように」と言う。
コーチからルールなどを教えてもらいたい。

Bさん

私も、コーチに教えてもらいたい。

なごもっか
相談員

そうなんだね。コーチは何をしているの?コーチにどうしてもらいたいのかな?

Aさん

コーチに言ってみたけど、変わらない。
コーチはその場にいて、見ているだけだ。

Bさん

友だちに聞いても、よくわからないことがある。
コーチから教えてもらいたい。

なごもっか
相談員

そう思うんだね。自分の意見を言って、大人に聞いてもらうことは、大切な子どもの権利だよ。
勇気がいると思けど、2人で話をすることはできそうかな?

後日

電話

Aさん

2人で、コーチに「教えてほしい」って言ってみたけど、変わらない。
どうしたらいい?

なごもっか
相談員

コーチは変わらないんだね。
他のメンバーは何て言っている?

Bさん

まわりの子も「コーチに教えてほしい」って言っている。
その子たちと、一緒に考えてみようかな。

なごもっか
相談員

身近に力になってくれそうな大人はいるかな?

Aさん

そうだ。校長先生なら話をきいてくれるかも。みんなで話しかけてみる

なごもっか
相談員

まわりの子と一緒に考えて、校長先生にみんなで話してみようと思っているんだね。

Bさん

はい、やってみます。

なごもっか
相談員

やってみてどうだったか教えてね。うまくいかなかったら、また一緒に 考えようね。

後日

電話

Aさん

友だち5人で校長先生と話をした。
「まずは、君たちでコーチと話し合ってみて、それでもダメだったら校長先生が言う」って言ってくれた。

Bさん

ありがとうございました。

子どもは、大人と違う自分の考えをもって、それを 伝えることができる権利があるよ。
全部が思い通りにはならないこともあるけれど、子どもの意見を大人はできるかぎり大切にしなくてはいけないんだよ。
自分の考えや意見を大切にしてもらえる権利は、なごや子どもの権利条例第5条「一人一人が尊重される権利」や、第7条「主体的に参加する権利」で守られているよ。

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